エクセルで合計を求める(SUM関数)

関数

売上や費用の合計など、エクセルで合計を求めるにはSUM関数を使用します。SUM関数は、数字を合計(足し算)するための便利な機能です。初心者の方でもわかりやすく、具体的な例を交えて解説します。エクセルのSUM関数をマスターして、効率的な作業を実現しましょう!

1. 書式

=SUM(数値1,[数値2],[数値3]…)

合計を求めるにはこの数式の「数値」の部分に数値や数値の入ったセル、セル範囲を指定します。合計したい数値のセルが離れている場合は、「,(カンマ)」で区切りながら指定します。セルやセル範囲に含まれる空白セルや文字列などは無視されます。

2. 合計を求める

2-1. 範囲を指定して合計を求める

まずは野菜の小計を求めてみます。

小計を表示したいセルに「=su」と入力すると候補が出てきます。キーでカーソルを動かしてTabキーで選択します。

今回は合計を求めるので「SUM」を選択します。選択すると「=SUM(」と表示され、その下にガイドが出てくるのでガイドを参考に引数(ここでは数値1、数値2の部分)を入力していきます。

3月の野菜の合計を求めたいので、「C3」から「C6」までをマウスで選択します。すると選択した部分が網掛けされ、関数のカッコ内に「C3:C6」と入力されます。

合計したい範囲を選択したら、)キーでカッコを閉じ、Enterキーを押して確定します。

そうすると合計が表示されました。

2-2. 離れたセルの数値を合計する

先ほどは野菜の小計を求めました。今回は果物の小計との総計を求めていきます。合計したい数値が離れたセルにあるので、,(カンマ)で区切って入力します。

先ほどと同じように総計を表示したいセルに「=su」と入力してキーでカーソルを動かしてTabキーで選択します。そして、果物の小計のC7を選択し、,(カンマ)を入力します。

果物の小計が表示してあるC12のセルを選択し)キーでカッコを閉じ、Enterキーを押して確定します。

野菜と果物の総計が表示されました。

2-3. シートをまたいで合計する

今度は下の図のように各シートの同じセルの値を集計シートに合計します。このように複数シートの同じセルの値を合計することを「串刺し集計」とよんだりします。

この「串刺し集計」ですが、各シートの同じセルを合計するので、各シートのセルの構成を同じにしておく必要があります。図の場合、赤枠は4シートともに「3月のジャガイモの売上」になっています。各シートで表の構成が違っていると、例えば赤枠の数値が、札幌支店では「3月のじゃがいも」、東京支店では「4月玉ねぎ」の売上となっていた場合、集計シートの「3月のじゃがいも」の数値が意味のないものとなってしまいます。また、集計対象のシートは連続している必要があり、間に不要なシートが入っていると集計されてしまいますので注意が必要です。

集計シートの合計を表示したいC3セルに「=SUM(」と入力し、集計する先頭のシート(ここでは「札幌支店」のシート)の見出しを選択します。

「札幌支店」シートのC3セル(「集計」シートと同じ位置のセル)を選択し、Shiftキーを押しながら、集計したい末尾のシート(ここでは「大阪支店」のシート)の見出しを選択します。

そうすると「札幌支店」から「大阪支店」のシートが選択されてますので、)キーでカッコを閉じ、Enterキーを押して確定します。

「集計」シートのC3セルに各支店の3月のじゃがいもの売上の合計が表示されました。

3. まとめ

初心者の方でもわかりやすいように、具体例を交えて解説しました。エクセルの関数をマスターして、効率的な作業を実現しましょう!

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